一概にマウスピースといっても、用途に応じて色々な種類のものがあります。
顎関節症治療用スプリントから始まり、
歯ぎしり音の防止または、セラミックの欠けを予防する為のナイトガードや、
運動する上でパフォーマンス向上を目的としたスポーツスプリント。
果てはコンタクトスポーツのためのマウスピース。
その他、軟組織の改善を目的としたものや、嚥下機能のため、矯正治療のためのもの等々。
沢山種類はありまして。
その中でも今日はキックボクシング用のマウスピースをご紹介。
高校生でありながらプロライセンスをお持ちのK選手からオーダーを頂きましたので、
ヘッドギアしないキックボクシングの衝撃にも耐えうるプロ使用のものを製作。
マウスピースは噛み合わせがダイレクトに絡んでくるので基本自分でつくります。
一般的な3.8mmサイズのものとは訳が違い、厚みがあるので本格プロ使用のもの。
厚くなりすぎても呼吸が苦しくなったりしますが、これなら問題ないでしょう。
構えたときの顎の位置が診たくてポーズをとってもらいましたが、対峙した瞬間、
これはやられるわ。勝てんわって思いました。。
生物学的な本能が瞬間的に察知しましたね。。。
普段は爽やかな好青年なのですが、気を殺しているにも関わらずポーズをとった瞬間これだから、
いざ試合となると相当なものなのでしょうね。
プロは圧がすごいですね。
適合精度が良すぎてトレーナーが容易に出し入れできない程、フィットはバッチリです。
インターバルでマウスピース外せないのは困る!!とのことで、ちょっと緩めましたけど。
コツさえつかめば大丈夫なのですが、試合中はトレーナーも興奮してて(笑)だそうです。
既製のものより割高ですが、1度折れた歯は帰ってきません。
天然歯は金額にはあらわせない価値あるものと考えます。
スポーツの種類によって形はそれぞれなので、ラグビー、ウェイトリフティングその他もろもろ
お試しあれ。