先日、日本臨床環境医学会に参加して参りました。
学会はどこにも属しておりませんとかなんとか言っておりましたが、
そういえば早稲田大学応用脳科学研究所・生活環境と健康研究会というところに所属しておりまして。
歯科で演題を!との要望に応え、各分野の権威(肩書きすごいよ)、第一人者、スペシャリスト達が
自身の研究の成果を携えて議論するという場なんですけど。
そこに研究者畑でもなんでもない、ましてや歯科界の権威でも何でもないただの臨床家が混ざるという。。
建築、医学、化学の織り成すスペシャリストのコラボレーション。
個人的には実りある2日間でしたが、
地球環境を守る事に直結しているのかというと、
国や企業、国民の感性にどこまで訴えられているのだろうか?
と言う点で、参加人数の少なさや、参加者達の特殊性、マイノリティー感は否めず、
環境基準がせめてヨーロッパレベルに達する事さえ道のりは長いのだろうな!
と、民度が高く憧れの国であるはずの極東アジア、東京ビッグシティで感じずにはいられませんでした。
化学物質過敏症に関しては分かってきたことも増えてきた印象でしたね。
これは研究の成果なので、素晴らしいことです。
ただこの現代病。そもそもいらんよねって話なんですけどね。。
結局Think global act local. ってことで個人個人が意識を持って生活の質を高めていくしかないのは
もはや周知の事実でしょうか。
そこで具体例をひとつ。当歯科診療所における器具の消毒編
器具の消毒には、通常環境中に放出してはならないとされる塩化ベンゼトニウムに界面活性剤や防腐剤、
防錆剤が添加されたものを使用するのが歯科界では一般的ですが、
川に流せないものは使いたくないという拘りから、
洗い物してくれるスタッフの健康被害も含め、
あたりまえに実際に器具を口の中に入れる患者さんのためになる!などの理由で、
トライパックス社の超アルカリ水(PH=13.27)を使用しております。
ここの特徴は、塩化ナトリウムを使用した電解水ではないので、類似品と比べてとにかく不純物がない、
対応してくれる方が誠実であり、嘘は付きたくないという点で、間違いないのかなと。
これだめだよって方はアドバイス下さい。
経費削減とかいいだしたら絶対不採用なんですけどね。
安い合成消毒剤と比べちゃうと、なんだかんだでうんじゅう倍?ほどの費用がかかるという。。
あーいやいや。考えるのはやめよう。
利潤の追求を目指してる訳ではない!という言い訳のもと、
大型ドラッグストアーのお隣さんではありますが、
水だの空気だの誰も汚したくないでしょ?きれいな処に済みたいでしょ?という信念に基づいて、
あーそっち系ね。とかなんとか言われたってなんだって、少しでもね。
考えていきたいと。。
こっちのことは思考停止させないようにしたいものです。
田圃の水が生活排水混ざってたりするのみると、リアルよね。
滅菌前のひととき いい水質だな〜