残念ながら神経を取ることになってしまった!
なぜって痛みを取り去るのが目的、と同時に元のように歯を再建したいってことで。
突貫工事(一回で終わる方法=抜髄即根充)は、痛みを引きずったり、予後が悪い等、
確実性が乏しいので、ここでは遠慮したい。
となると2〜5、6回、中には数十回?かかることもあるのが根の治療。
いつまでも何回も何やってんだよ!全然進まないよ(変化を実感しない)、
金とりかよ!なんて声も聞こえてきそうな根の治療。
実際途中で放棄する人続出です。
で、そのまま放置しちゃった場合、その間根っこはどんどん朽ちていくので、
再建を求めるのであれば手遅れにならないようにしたいもの、
植物ほっときゃすぐ枯れて、倒木腐るは、自然の摂理。
それは嫌だということで、我慢して通院。
最後は根っこを細菌が入ってこないよう合成樹脂で塞ぐんだけど、
大まかに2種類の方法があって(自然療法は除く)、
うちのやり方(垂直加圧充填)はちょっと痛いんですよ、、、申し訳ない。
痛くない方法(側方加圧充填)も可能なんだけど、どうにも再発率が違うので、
今のところあえて痛い方法を採用中。
患者さんには伝わらないし、嫌われる要素なんですけどね。
あそこの歯医者は痛い。ヤブじゃ!みたいな。。
長く持たせたいだけなんですよ。。。
次回は根の治療何十回ってなんだよ!って話を実例とともに。
下のレントゲン 朽ちていく根っこ
こうなったら安定して機能する歯を再建するのは無理